「死」について

 


9月10日の日本経済新聞に以下のような記事が掲載されていた。

 「自転車の選手が車と衝突し死亡」自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で、選手が対向車線に飛び出し車と正面衝突する事故があり、北海道警富良野署は9日、自転車を運転していた大学4年生(21)の死亡が確認されたと発表した 。
 命について考える。遺族からしたら人の死で学問をするなと言われるかもしれない。しかし、この記事を見ていない人にも、命の大切さ、尊さを知って頂きたいからこのような投稿をする。彼はまだ 21歳、私の2個下だ 。私が経験した「2年」を経験できないのかと思う。永松義塾の永松茂久氏は著書「20代を無難に生きるな」で、「20代のうちに一度は知覧に行け」と述べてている。知覧は鹿児島の南の方にある 。この地は今から約70年前、太平洋戦争末期に10代、20代の若い特攻兵が数多く飛んで行った場所だ 。今では その地に特攻平和会館が建ち、年間70万人を超える人たちが訪れる平和を願うシンボルの地となっている 。私もここに行かなきゃ行けない。彼らにはまだやりたいことがあったはずだ。叶えたい夢があったはずだ。
 生きているとは何か分からなくなる。死ぬとは何か分からなくなる。だが、精一杯生きなきゃいけないことだけは分かる。故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。